一時的な痛みだと思って様子を見ていたら、
だんだん肩が動かなくなってきた…という方も少なくありません。

東洋医学ではどう考える？

東洋医学では、五十肩の原因を「気・血（けつ）の巡りの滞り」や「冷え」によるものと考えます。
加齢によって、体のエネルギー（気）や血流（血）の流れが弱まると、
肩まわりの筋肉や関節にうまく栄養や温かさが行き届かず、
痛みやこわばりが現れやすくなるとされます。

また、肩は「肝」「腎」との関係も深く、これらの働きが弱ってくると、
筋肉や関節の柔軟性も低下し、動きも悪くなってしまうのです。

鍼灸による五十肩のケア

当院では、五十肩に対して以下のような施術を行っています。

① 肩まわりの筋肉とツボへの鍼灸施術

痛みのある部分だけでなく、肩甲骨や背中・首の筋肉にも着目します。
肩の動きの3分の1は肩甲骨の動きによるもの。
そのため、肩甲骨まわりの筋肉をゆるめ、可動域を広げることがとても重要です。

鍼やお灸を用いて、深部の緊張をやさしくゆるめ、
「気・血」の流れを整えることで、自然と良くなる力を引き出します。

② 全身バランスの調整

肩の痛みが出る背景には、体全体のバランスの崩れも関係しています。
五臓六腑の状態や、冷え・ストレス・生活習慣をふまえ、
必要に応じて手足やお腹のツボにも鍼灸を行い、全身から肩の状態を支えていきます。

当院では、お一人おひとりの状態や生活背景に合わせて、
無理のないペースで体の良い状態をめざしていきます。

五十肩でお困りの方は、ぜひご相談ください

肩の痛みは、日常のちょっとした動作さえも不便にし、
心まで重たくしてしまうことがあります。

でも、体には本来、良くなっていく力があります。
それを引き出すのが、東洋医学と鍼灸の役目です。

あなたがもう一度、スムーズに動ける毎日を取り戻せるよう、
心を込めてサポートいたします。